活動の概要
2017年から活動を開始。重度の障害を持った方対象で、主に脳性麻痺の方と重度の自閉症の方を行っている。冷えやむくみの軽減、心身のリラックスが大きな目的である。
力加減、時間配分の調節、動きが激しい人でも強引に抑えないなどに注意している。
施術内容や部位や体調など、話し合いまたは書面で、ご家族、ご本人、施設職員に確認の上で決定している。
月次報告
2023年8月
(本館)
足首周囲がとても冷たく、むくみが顕著で靴下の跡がくっきりと見られた利用者様が多かった。トリートメントすると温かくなりむくみが軽減した。顔の表情が明るくなった。
(サテライト)
けいれん発作が続いていた利用者様が、トリートメントを始める前も激しく体をふるわせていた。しばらく様子を見て落ち着いてからトリートメントを行うと、とても硬くなっており足趾がガチガチになっていた。足趾を丁寧にほぐしてから、足部・下腿・大腿部、腕をほぐすと力みが少し軽減した。
2023年7月
(本館)
怠そうで表情が険しい利用者様が多かった。足が冷たくむくみがみられたが、トリートメントを行うと温かくなりむくみが軽減した。表情が穏やかになった。
(サテライト)
エアコンの影響もあってか足が冷たい利用者様が多かった。トリートメントで温かさが出て落ち着いた。
足趾のMP関節が赤みがある利用者様は、擦れや乾燥などの原因もあるようだが、力みによって足趾を強く屈曲させることも原因とのお話しがあった。指の屈曲に関する筋肉を丁寧にトリートメントしたところ力みが取れ、趾間にも隙間ができた。
2023年6月
(本幹)
週2回程度寝付けない様子との利用者様は、薬を服用しても寝付けない様子との事だった。足部トリートメントは落ちついて受けてリラックした様子だったので、その後、服上から肩首周囲の具合を確認するため慎重に触れると、嫌がらずにその手を握り続けるように促された。首肩周囲は硬く張っており施術したところ気持ちよさそうに受けて全身の力みが更に抜けた。
(サテライト)
寒暖差があったり台風が来たりしていたこともあってか、両足の温度差が見られた利用者様が多かった。トリートメントを行うと温度差は少なくなった。
2023年5月
(本館)
浮腫があり、靴下の跡がくっきりとついている利用者様が多かった。トリートメントで靴下の跡が消えむくみも解消し、穏やかな表情になった。
(サテライト)
腕を骨折してしばらくお休みしていた利用者様は、状態等を確認した上で慎重に足部から下腿のトリートメントを行なった。暖かい日でも足が冷たかったがトリートメントを行うと温かくなった。
2023年4月
(本館)
自分の足を手で強打する癖のある利用者様は、以前は常に打身が多数あって、歩行時に足を引きずることも多かったとの事だったが、トリートメントを継続的に受けるようになって、現在、打身が見られなくなった。日ごろの様子をお聞きすると、叩くところを見なくなり、足を引きずって歩くことも見られなくなったとの事だった。
(サテライト)
高校を卒業して、今月からご利用を始めた利用者様が3名いた。放課後等デイサービスでもトリートメントを行なっており、引き続き継続してトリートメントさせていただくことになった。新しい場所になってやや緊張気味だったがトリートメントを行うと穏やかな笑顔になりリラックスしたようだった。
2023年3月
(本館)
ストレスを感じると、自分の足首付近を強く叩く癖がある利用者様は、絶えず青痣が見られていたが、最近は見られなくなっていた。職員の方に確認すると、叩くことがなくなったとのことだった。
(サテライト)
手首の拘縮が見られる利用者様は、手部のトリートメントと、服上から腕部、首、肩、肩甲骨周囲の施術を行うと次第に張りと硬さが軽減し、「はぁ~」と気持ちよさそうな声を出し柔らかい表情になった。
2023年2月
(本館)
久しぶりに発作が起こったとの利用者様は、今は安定しているがとてもだるそうとの事だった。足もとても冷たく力がなかったが、トリートメントで温かさが出てきた。
(サテライト)
朝方に発作が起こった日があり薬の対処で安定したとの利用者様は、足が脱力していて冷たくなっていたがトリートメントで軽減した。
2023年1月
(本館)
暖かだった日の翌日は雪が降ったり、また暖かくなったりで寒暖差が激しいからか、怠そうにしている利用者様が多かった。顔が火照っていた利用者様の足先は冷たくなっていたが、トリートメントで温かくなった。スッキリした表情になった。
(サテライト)
興奮して手足を激しく動かしていた利用者様は、下腿が硬く張っており、足先が冷たく硬くなっていた。トリートメントをすると硬さが軽減し、穏やかな様子になった。
2022年12月
(本館)
情緒が安定しないとの利用者様は、トリートメントを受ける事は大好きで朝から機嫌が良く、自分から準備もするとの事だった。浮腫が見られたが、トリートメントで軽減し足首や膝周り、眼の周りや顎のライン等もスッキリした。
(サテライト)
天候が悪く寒い日が多かったからか、睡眠バランスが乱れていた利用者様や怠そうにしていた利用者様がいた。足が冷たく血色が悪い利用者様が多かったがトリートメントで血色が良くなり温かさが出て、スッキリしたご様子だった。
2022年11月
(本館)
自宅待機になった利用者様がいたが、体調に問題はなく良好に過ごされていたとのことだった。久しぶりにトリートメントを行うと笑顔になりリラックスして受けていた。
(サテライト)
気温が下がったこともあり、足が冷たく血色が悪くなっていた利用者様が多かった。左右の温度も違う利用者様もいたが、トリートメントを行うと、冷たい足は温かくなり、火照っていた足は冷めて左右差が少なくなった。
2022年10月
(本館)
むくみが顕著な利用者様は、最近ではあまり気にならなくなっていた。トリートメントをすると更にむくみが軽減して、足だけでなく目もパッチリして顎のラインもややシャープになった。
(サテライト)
いつもは車椅子でトリートメントを行なっている利用者様を施設ベッドで行った。(より重度な利用者様が普段使用している施設ベッドが空いていたため)股関節周囲や腰を施術したところ、全身の無駄な力が抜けてリラックスした。
2022年9月
(本館)
むくみが顕著だった利用者様はトリートメントで軽減した。トリートメントを受けるようになったからか、月経前の情緒の不安定さが以前ほどではないようだとのご報告があった。
(サテライト)
気温差が激しい時期は呼吸が荒くなることが多いとのことの利用者様は、トリートメントをすると皮膚の冷たさや力みが軽減した。施術後は安定傾向が続いているとのご報告があった。
2022年8月
(本館)
朝から怠そうでむくみがみられた利用者様は、足先の血色が悪く冷えていた。トリートメントで血色が良くなり温かくなった。むくみが軽減し靴下跡が消え、顔の表情も明るくなり動きがキビキビした。トリートメント後は直ぐにトイレへ向かい排尿、更に表情がイキイキとした。
(サテライト)
足趾や踵に褥瘡があった利用者様は、褥瘡の部位は触れないようにトリートメントを行なった。褥瘡が治った後は慎重に様子をみながら全体をトリートメントした。
2022年7月
(本館)
むくみが顕著だった利用者様は、最近あまりむくみが見られなくなったとのことだった。足首に靴下の跡がついていたがトリートメントを行うと靴下の跡がなくなった。
(サテライト)
普段は車椅子で施術している利用者様は、施設のベッドで休んでいたので、そのままベッドでトリートメントを行った。腰が辛そうとのことで可能な範囲をトリートメントし、とても硬くなっていたところが軽減した。
2022年6月
(本館)
むくみが顕著で怠そうにしていた利用者様は、トリートメントを受けるとむくみが軽減し、室内ウォーキング等を積極的に行うようになった。職員の方から見ても足全体の形が良くなったとの感想をいただいた。
(サテライト)
ご家族から肩や背部が硬いとのご相談があった利用者様は、施設のベッドに側臥位になっていただき背部のトリートメントを行ったところ、硬さが軽減しとても気持ちよさそうにリラックスされていた。
2022年5月
(本館)
月経前になると情緒が不安定になる利用者様は、トリートメントを受けている時はリラックスしていることが多かったが、今月は興奮が収まらずトリートメントは落ち着いて受けることができなかった。
(サテライト)
車椅子の利用者様は、時々全身を激しく動かしたり反ったりすることがあった。ご家族から肩が張っているとのお話しがあり、施設のベッドで側臥位(利用者様の可能な体勢)になっていただき背部を施術した。肩だけでなく腰や背中がかなり硬く張っていた。施術後は少し落ち着いたご様子だった。
2022年4月
(本館)
寒暖の差が激しかったからか、とても冷たく血色が悪い利用者様や、火照ってむくみが見られる利用者様がいらした。どちらの利用者様もトリートメントで軽減した。
(サテライト)
左半身が硬くなりやすいとの利用者様は、左右の足の温度差があった。冷たい左足のトリートメント配分を多めに行ったところ、火照り気味の右足がトリートメント前(左足後)から軽減していた。左右のトリートメント後には温度差が少なくなった。
2022年3月
(本館)
笑い続けたり急に泣いたりと情緒が不安定になっていた利用者様は、トリートメントの際には落ち着く傾向だった。
(サテライト)
トリートメント時に睡眠状態だった利用者様は、季節の変わり目の影響か、このところの睡眠バランスが昼夜逆転になっているとのことだった。血行促進するようにトリートメントを行った。
2022年2月
多動傾向で落ち着きがない利用者様は、トリートメント中でも数分ごとに起き上がっていたが、回を追うごとに緊張がとれ声掛けを工夫すると起き上がる頻度が少なくなった。トリートメントができる時間が増え血色が良くなり皮膚の乾燥が軽減し、掻きむしって出血することもなくなった。
(サテライト)
筋肉が硬く皮膚の乾燥が目立っていた利用者様は、更に柔らかさと潤いが見られるようになり乾燥で皮膚の黒ずんでいたところも少なくなっていた。
2022年1月
(本館)
生理前ということもあってか苛立ちが顕著で落ち着きがなくなっていた利用者様は、職員が複数で付き添っていた。準備をしていると、ご本人も自ら受ける体勢になり靴下を脱ぐなど準備を始めた。トリートメントを始めると落ち着いて穏やかになり冷たかった足が温かくなった。むくみも軽減した。一時でも穏やかに過ごせる時間ができるのは利用者様にとっても職員の方やご家族にも有意義だと思った。
(サテライト)
筋肉が硬く皮膚の乾燥が目立っていた利用者様は、トリートメントをすると柔らかさと潤いが見られるようになった。回を追うごとに乾燥で皮膚の黒ずんでいたところも縮小していった。
2021年12月
(本館)
初めての利用者様は、人見知りが激しく常に力みや緊張がみられイライラしている様子があるとのお話しだったが、初回からリラックスして笑顔だった。むくみが顕著で靴下の跡がくっきりついていたがトリートメントで解消した。トリートメント中は眠りそうになっていた(職員の方からとても珍しいとお話しがあった)。排尿の失敗が気になっていた利用者様については、習慣の変化からではないかと思われる、と職員の方からお話しがあった。
(サテライト)
通常は車椅子の状態でトリートメントしていた利用者様を施設ベッドで行う機会があった。いつもは固いが網目状チアノーゼがみられていたがベッドでは目立たなかった。ただ足のトリートメントをすると落ち着きがなくなった。次のトリートメントでは車椅子で行ったところ、トリートメントが始まると穏やかになりリラックスしていた。
2021年11月
(本館)
怠そうにしていてトイレにも行きたがらない利用者様は、時々、排尿の失敗が見られるようになった。浮腫みと冷えがみられ、トリートメントで軽減して施術後には自らトイレに向かうこともあったが、様々な可能性を考慮して今後も様子を見ていきたいと思った。
(サテライト)
左脛骨を骨折してギプスをしていた利用者様は、しばらく手のみのトリートメントを行っていたが、回復してトリートメントの許可も頂いたため約二カ月ぶりに足のトリートメントを行った。もともと歩行をしない利用者様だが左下腿は顕著に細くなっていた。トリートメントを行うと冷えていた足が温かくなった。
2021年10月
緊急事態宣言が解除になり活動も再開、感染予防対策をして行った。約1カ月半ぶりであったが、これまでに長期でトリートメントを受けて頂けていたこともあってか、それぞれの利用者様の初期のような状態にはなっていなかった。
(本館)
浮腫みと冷えがみられた利用者様は、トリートメントで軽減して顔もスッキリした様子だった。
(サテライト)
全身に力を入れ緊張させることがある利用者様は、トリートメントを行う前は皮膚や筋肉が硬く張って冷たくなっていたがトリートメントを行うと軽減して緊張もとれリラックスした。
2021年8月
(本館)
最近、午前中から眠そうにしているという利用者様をトリートメントすると、かなり足が冷たく身体も冷えていると思われた。エアコンが聞いている部屋にいる時間が多く、いつも怠そうで身体も動かそうとしないとのことだった。水分も過剰に摂取してしまうとのことだった。浮腫みも顕著で循環が悪くなっていることと関係していると思われた。トリートメントをすると足の冷たさとむくみは軽減した。
(サテライト)
足が冷えて血色が悪くなっている利用者様が多かったが、トリートメントすると直ぐに血色が良くなり温かくなった。体調も安定している様子だった。
緊急事態宣言により8月20日以降はお休みとなった。
2021年7月
(本館)
情緒が安定せずだるそうにしている利用者様はとても冷えていてむくんでいた。トイレに行くのも億劫がってしまうとの事だった。トリートメントの後すぐに立ち上がり早足でトイレとへ行き排尿したとの事だった。
(サテライト)
エアコンの影響と思われる足の冷えが顕著な利用者様が多かった。トリートメントすると血色が良くなり温かく柔らかさが出た。顔色も良くなった。
2021年6月
(本館)
むくみと皮膚の乾燥が顕著で、常に搔き傷や瘡蓋が多かった利用者様は、当初に比べてむくみが軽減してきていて、皮膚の乾燥もあまりみられず、傷も見られなくなり、きれいな肌質になってきた。
(サテライト)
皮膚の乾燥が顕著な利用者様は、一ヵ月入院していて久しぶりのトリートメントを行った。改善しつつあった皮膚は乾燥が進んでいたので、特にスキンケアを意識してトリートメン
2021年5月
(本館)
情緒不安定が続いている利用者様は処方箋が変わったとのご報告をうけた。現在のところ変化は感じられないとのことだが、トリートメントすると冷えていた足が温かくなり、リラックスや循環促進のサポートになっていると考えられるのため、様子をうかがいながら続けていきたいと思った。
(サテライト)
施術前に全身に力みがみられガチガチになっていた利用者様は、特に力みがあるとみられる部位を探り慎重に施術してからリフレクソロジートリートメントするとリラックスして穏やかになった。
2021年4月
(本館)
てんかん発作が頻発している利用者様は、昨年までもこの時期に頻発していたとのことだった。情緒も不安定が続いているとのことだった。トリートメントをすると冷えていた足部がすぐに温くなって、力みが入っていた身体も軽減した。
(サテライト)
季節の変わり目で体調が崩れやすい時期だが、皆さん体調が安定していた。足は冷たくなっていたがトリートメントを開始するとすぐに温かさと柔らかさがでた。
2021年3月
(本館)
季節の変わり目で気温差が激しいためか、怠そうにしていて足が冷えておりむくみもあった。トリートメントで冷えとむくみは軽減した。トリートメント後は表情が明るくなった。
(サテライト)
顔のむくみが気になって利用者様は、リフレクソロジーを行ったあとに、顔と頭、首回りをトリートメントさせていただいた。トリートメントの際にはマスクに加えフェイスガードを付けて、極短時間で行った。トリートメント後には顔がスッキリし表情も穏やかになった。涎の量が少なくなった。
2021年2月
(本館)
月経前になると情緒不安定になる利用者様は、足がとても冷えておりむくみもあった。トリートメントで冷えとむくみは軽減した。トリートメント中は穏やかなご様子だった。
(サテライト)
皮膚が硬く弾力がなく乾燥も顕著で変色していたが、硬さが軽減してきた。皮膚が乾燥し変色していた範囲も少なくなってきた。
2021年1月
(本館)
トリートメントする部屋には、大声で騒いだり動きが激しい利用者様が出入りするが、その度にビクビクしている利用者様をトリートメントした。オイリングで「気持ちいい」と笑顔が出てリラックスしていた。
(サテライト)
脳性麻痺でご自身では動けなく、小まめな寝返りサポートを行っていながらも腰部に褥瘡が少しできてしまったとのことだった。トリートメントは膝下から足先のみだが、皮膚が硬く弾力がなく乾燥も顕著であり、血流も良くないと考えられた。トリートメントでは皮膚にも負担がかからないように注意しながら血行促進を意識して行っているが、褥瘡の付近など触れない部位の血行促進も更に意識してトリートメントしたいと思った。
2020年12月
この地域では新型コロナウイルス感染者があまり増えていないが、県内では増えているため、これまでの体温測定やマスク着用、手洗い等の予防と体調管理に加えて、施設での着用を専用としたスクラブを準備し着替えトリートメントすることにした。
(本館)
水分摂取が多いわりに尿が出ない利用者様は、浮腫みがみられと怠そうな様子だった。時々、下腹部を指先でトントンと突いていた。トリートメントすると10分後位にトイレに行き多量の排尿があったとのことだった。
(サテライト)
全身の緊張が見られ、脚を固く組んでいた利用者様は、最近は緊張が軽減しているとのことだった。トリートメントをすると組んでいる脚も緩んだ。
2020年11月
(本館)
機嫌が悪く動こうとしない利用者様はトリートメントを始めるとニコニコしだし鼻歌を歌いだした。冷たかった足はすぐに温まりむくみも軽減した。トリートメント終了直後トイレに行った。その後は軽い作業などをご自身から取り掛かった。ずっとニコニコと機嫌が良い状態だった。
(サテライト)
車椅子の横に水溜まりができるほど涎が多かった利用者様は、以前のような量は見られなくなり、口内もすっきりしているようだった。職員の方から、因果関係がわからないが尿量と涎の量も関係しているように思うことがある、とのお話しを聞き、今後も様子を伺っていきたいと思った。
車椅子が激しく動くほど身体をバタバタとさせていた利用者様は、下腿と大腿部の硬く張っているところを丁寧にトリートメントすると落ち着いて入眠した。
2020年10月
(本館)最近てんかん発作を頻発している利用者様は、発作が起こると2~3分続き呼吸が止まるとのことで受診し、処方されている薬が倍増したとのことだった。トリートメント中は職員と共に様子を伺いながら慎重に行った。始める前はボーっとして怠そうにしていたが、トリートメント後は表情がしっかりしてきて動きも少し早くなった。
(サテライト)険しい表情や涙ぐむ時があった利用者様は、職員から「生理中なので生理痛があるのだろうか。」との話しがあった。出血量などの確認しながらトリートメントを行った。トリートメント中は穏やかな様子で眠そうにしていた。足部がとても冷たくなっていたが温かさがでた。言葉で訴えることができない方は痛みなどの不快な症状を理解してもらえないもどかしさを抱えていると思われる。トリートメントを通して、より心身の様子を感じ取れるようなコミュニケーションを取りたいと思った。
2020年9月
(本館)足部が冷え足首より上は温かい利用者様が多かった。何方も平熱は36.5℃程度で身体が冷えてはいないと思われた。観察するとそれぞれの特徴はあるが共通して足首をあまり使っていない歩行スタイルだった。足関節をあまり動かさないことで循環が滞っていると思われた。トリートメントをするとむくみや怠そうにしている様子が軽減されているとの報告を受けた。
(サテライト)身体が緊張し力みが入ってしまっていた利用者様には、トリートメント前に軽く身体を揺すようにした。負担がかからないように慎重に行った。リラックスしてトリートメントを受けられ、冷えた足の温まりも早く緊張がとれた。
2020年8月
(本館)トイレの回数が少く尿があまり出ていないご利用者様は、職員の方から解消されてきたとのご報告があった。リフレの後には直ぐに毎回トイレに行くようになった。身体がだるそうで歩く速度も遅くなっていた方はリフレの後は歩行速度が上がった。
(サテライト)車椅子が倒れそうになるくらい全身をバタバタと動かすことがあるご利用者様は股関節が硬く冷たくなっていた。丁寧にケアすると柔らかさが出て冷たさも軽減したと共にリラックスして落ち着いた。
2020年7月
先月から月・火・木曜日の週3回を試みたが、移動時間のロスがあるため今月から火・木曜日の週2回に変更した。
(本館)多動で普段から落ち着きがない利用者様は、とても落ち着いてトリートメントを受けていた。トリートメントを楽しみにしていて、時間前から準備して待っていたと職員の方からお聞きした。足首周囲が張っているのは足首を使わない歩き方だからだろうか。職員にたずねると膝を曲げずに歩くかもとのことだった。脚全体が硬く張っていることとむくみやすさとも関係してるのだろうかと思った。
(サテライト)皮膚の乾燥と硬さが強かった利用者様は、トリートメントで少しずつ軽減し弾力がでてきた。脳性麻痺の利用者様は、側弯が進んでいるようにみえ全身に力みが入ってしまうことが多くなったと職員の方からお聞きした。別の利用者様は、車椅子が倒れそうになるくらい全身をバタバタと動かすことがあった。腰や背中も張っていると思われることも関係しているだろうか、トリートメントは下腿を中心に行っているが、工夫して他の部位も行う時間を考えていきたいと思った。
2020年6月
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除になり、茨城県の指標のもと施設からご依頼があり今月から活動再開した。
体温や酸素の測定、マスク着用と消毒持参など注意を払って訪問に当たった。
施設も換気や消毒設置など様々な感染予防の工夫がされていた。
この事業所は本館とサテライトがあり、自粛前までは本館のご利用者様がサテライトに移動して施術を受けて下さるスタイルで、2時間を週1回で行っていた。
今月からは感染防止策として蜜を避けるため、本館とサテライトを分けて、それぞれに伺うようにした。
(本館)重度の発達障害がある方達が多い部署で、多動で落ち着気がなく短時間しかその場にいられず、人に対して直ぐに手が出てしまう利用者様がほとんどだが、始めのうちは直ぐに終わりにしたがっていたトリートメントも回を追うごとに受け入れてリラックスするようになり楽しみにしていた。
ある程度の時間が出来るようになり、冷えや浮腫が軽減して来た。
冷えや浮腫があらわれる不調を言葉で表現できずイライラすることもあるだろうと想像した。
トリートメントで本人の体調と、間接的にでもご家族、職員の方達の一助になればと思った。
(サテライト)脳性麻痺の方が多い部署で、気温や湿度の変化が激しかった中、皆さん元気に過ごしていらっしゃったようだった。
足はむくみと冷えが見られた。
トリートメントで症状が軽減するのに少し時間がかかった。