活動の概要
放課後等デイサービスくじらがおかの中で報告していたが、2020年度からそれぞれに分けて報告するようにした。
障害が一様ではなく、未成年者(高校生)でもあるので、精油の選定や濃度にも注意をし、施術もそれぞれに合うリラクゼーションを心掛けている。
施術内容や部位や体調など、話し合いまたは書面で、ご家族、ご本人、施設職員に確認の上で決定している。
月次報告
2023年2月
トリートメントを短い時間で飽きてしまう傾向だった利用者様は、最近では落ち着いてトリートメントを受けるようになり、常に悪かった血色が良くなってきた。リラックスしてウトウトするようになった。
2023年1月
てんかん発作の後は、意識が朦朧としていることが多いとの利用者様は、トリートメント
を行うと、意識がはっきりしてくることが多かった。最近は発作の後でも朦朧とした様子
が少ないとの報告があった。
2022年12月
緊張が続いた後に発作を起こしていた利用者様は、発作がおさまってからもボーっとして
いて声掛けにも反応が鈍いとのことだった。足がとても冷えていたがトリートメントを行
うと、血色が良くなり次第に温かさが出てきた。トリートメント終了後は声かけの反応も
良くなり、表情も豊かになった。
2022年11月
気温が低くなったり行事が増えたりして緊張が多かったとの利用者様は、発作を起こす機
会が多くなり緊張もしているようだった。トリートメントを行うと緊張が取れ血行が良く
なるとの事だった。
2022年10月
血色が悪く下腿が硬く張っていた利用者様は、トリートメントで血色が良くなり柔らかさも出て、足首のむくみが軽減した。呼吸もゆったり深くなった。
2022年9月
新学期になり学校生活の緊張で、歯切りや涎(飲み込みたい意思があるが嚥下できないためとのこと)があるとの利用者様は、足が硬く足趾に力みがありとても冷たくなっていた。
トリートメントを開始すると徐々に緊張が取れ歯切りが止まった。足も柔軟になり温かくなった。施術後はお腹が空いたとのことでおやつを美味しそうに食べた。
2022年8月
夏休みで、いつもとは違う時間帯(午前中)での活動だった。日頃の学校生活で緊張しやすい利用者様は、休み中はゆっくりできているとのことだった。足の冷えはあまりなくトリートメントで更に温かくなり、短時間で足の張りや硬さが軽減した。
2022年7月
最近発作が多かった利用者様は、ボーっとしていて声を掛けても反応が鈍かった。トリートメントで冷たかった足が温かくなり、施術後はボーっとした感じが軽減し元気に返事をしていた。
2022年6月
これまでトリートメントを楽しみに受けていた利用者様が、順番になっても準備をしていなかった。職員のお話しだと、最近は何に対しても天邪鬼(反抗期?)な反応をとるとのことだった。精油をブレンドしたオイルを手に取って香りを嗅いでいただくと、直ぐに準備しだしてリラックスしてトリートメントを受けた。脚全体の血色が悪かったがトリートメントで血色が良くなり浮腫みも軽減した。
2022年5月
ご家族や職員の方が、日頃から利用者様の体調や身体の使い方を観察して下さって、気になった様子をお知らせいただくことが増え、よりトリートメントを有効的に行えるようになってきていた。歯ぎしりが見られる利用者様は、トリートメントが始まると止まることがしばしば見られた。
2022年4月
足がいつも冷たく硬かった利用者様は、冷たさの軽減と柔軟性がみられるようになった。トリートメントをすると温かくなり柔らかさが増した。血色が悪い利用者様は、怠そうに机に伏していたが、トリートメントで脚の血色が良くなり、顔色も良く表情が明るくなり活発におしゃべりをしだした。
2022年3月
足がとても冷たく硬くなっていた利用者様は、卒業式の予行練習があって体育館で寒い思いをしたとのことだった。温かい日が続いた後の急激な寒い日だったうえ、緊張もあったようだった。トリートメントで血行が良くなり冷たさは軽減、リラックスして柔らかさがでた。
2022年2月
気温の差や急な分散登校などで心身にストレスがかかっているのか、発作を起こす利用者様がいらっしゃった。職員の方の見守りの中、ストレスや身体的な疲れのケアを考えながら丁寧にトリートメントを行った。今後も様子を伺いながら行っていきたいと思った。
2022年1月
例年より気温が低くなる日が多かったこともあってか、足の冷えはトリートメントでやや軽減するものの温かくなることがなかった。
2021年12月
学校の授業でパソコン作業が多く腰の疲れを感じている車椅子の利用者様は、寒くなって更に腰の辛さがでているとのことだった。施術用ベッドでのリフレクソロジーを行った後に、可能な範囲での側臥位の体勢をとり服の上から腰部から背中・肩回りを施術すると楽になったとのことだった。
2021年11月
発作が続きの疲労でボーっとしていた利用者様は、足が冷たく硬さがあって血行が悪くなっていた。トリートメントで温かさと柔らかさが増して、顔の表情や受け答えに生気が戻ってきた。疲労が軽減するとダンスにも取り組めるようになって、更に血流も良くなり日常も活動的になってきたとのお話しがあった。時期により発作が続くこともあるので、様子を見ながら状態に応じた施術を行いたいと思った。
2021年10月
緊急事態宣言が解除になり活動も再開、感染予防対策をして行った。約1カ月半ぶりであったが、これまでに長期でトリートメントを受けて頂けていたこともあってか、それぞれの利用者様の初期のような状態にはなっていなかった。足が冷たかった利用者様もトリートメントで直ぐに軽減した。
2021年8月
車椅子にずっと座っているため、しばしば腰痛がでる利用者様は、施術用ベッドにてリフレクソロジーを行ってから側臥位で腰~背部のトリートメントを行った。背筋がとても硬く張っていたので丁寧にトリートメントを行うと柔軟性がでた。ご本人も楽になったとのことだった。
緊急事態宣言により8月20日以降はお休みとなった。
2021年7月
新型コロナのワクチン接種を受けた利用者が増えてきた。特に体調に影響はでていないようだが当日と翌日の施術は避けるようにした。それ以外でも慎重に様子を伺いながらトリートメントを行った。
2021年6月
初めての利用者様が3名いた。つま先歩きの利用者様は、右足のみ足底が盛り上がっていて、触れられると足を引っ込めたため、痛みなどのストレスにならないように注意しながらトリートメントした。トリートメント自体は嫌がるご様子はなく、気持ちよさそうにしていた。歩き方に特徴があるため、今後、トリートメント時以外の様子にも観察していきたい。側彎症の利用者様は、ベッドに寝ると呼吸が苦しそうだったため、イスに移動しご自身のリラックスできる姿勢になっていただき、トリートメントを行った。とてもむくんでいたがトリートメントで軽減した。歯ぎしりが続いていた利用者様は、頻度がかなり低くなってきていた。
2021年5月
歯ぎしりが続いている利用者様は、ストレスが原因との診断を受けていた。なかなか改善していなかったが、足の硬さに左右差があったので丁寧にトリートメントすると歯ぎしりがおさまった。体重のかけ方の癖などから左右のバランスを崩して顎にも負担がかかっているのだろうか。翌週、ご家族から「トリートメントを受けた日の帰宅後は、ほぼ歯ぎしりをしなかった。翌日以降も落ち着いている。」とのご報告があった。仮定の考察の1つとして今後も注意深く観察していこうと思った。
2021年4月
てんかん発作を頻発する利用者様は主治医からこの季節は発作が起こりやすいとのお話しがあったとのことだった。発作の後は動作が鈍く声掛けに対する反応も鈍いことが心配されていたが、脳の疲れから無気力になっている状態なので積極的に声掛けをしたり血行を良くすること(足浴やアロマトリートメントなども)が良いとのお話しがあったとのことだった。冷えて硬くなっていた足はトリートメント後は温かさと柔らかさがでた。声掛けなどに対する反応が良くなった。
トリートメントを行い続けて5年になる車椅子の利用者様は、最近リハビリを抵抗なく受けられるようになったとのことだった。お話を聞くと、元々、人に触れられることが苦手であるがリフレクソロジーは当初から苦手意識がなく続けてこられたので、次第に人に触れられることを受け入れられるようになったとのことだった。
2021年3月
高校3年生の方々は今月で卒業となり、小学生の頃から行ってきたトリートメントが最後となった。体つきも変化が激しい年代で、背丈が30㎝近く伸びた利用者様もいらっしゃった。転びやすさが軽減された利用者様、冷えやむくみ、疲れやすさが軽減された利用者様もいらっしゃった。高校生になってから月経の悩みが出てきた利用者様もおられ、放課後等デイサービスとしては最後になったが、今後もトリートメントのご希望があれば応えて行きたいと思った。
2021年2月
2021年1月
てんかん発作が続いていた利用者様は、学校で倒れて顔面を強打したことがあったとのことだった。その時に欠けた歯は治療し、顔の打ち身は治ったとのことだったが、職員の付き添いのもと様子を見ながらトリートメントを行った。足浴後で足首から先は温かかったが硬かった。下腿は血色が悪く冷たかった。また言葉をかけてもあまり反応が見られなかった。トリートメントで硬さや血色の悪さが軽減され、声掛けにも反応して目に力と顔の表情が出るようになった。
2020年12月
この地域では新型コロナウイルス感染者があまり増えていないが、県内では増えているため、これまでの体温測定やマスク着用、手洗い等の予防と体調管理に加えて、施設での着用を専用としたスクラブを準備し着替えトリートメントすることにした。
冬休み期間では、なかなかお会いできない利用者様もトリートメントすることができた。とても足が冷たく硬さがあった車椅子の利用者様は毎月の月経痛があるとこのことだった。トリートメントで冷えが軽減し柔らかさが出たが、ご自宅が遠く施設のご利用が頻繁には無理なこともあり、継続してトリートメントが難しいが何かできることを考えサポートできればと思った。
2020年11月
気温と湿度が低くなってきたこともあってか、喘息の既往がある利用者様は、体調を崩されていてトリートメントはできなかった。
他の利用者様も、足浴後のトリートメントで足部から足首付近までは温かさがあったが、下腿は冷えていて硬さもあった。トリートメントで下腿も温かさがでた。
2020年10月
職員の準備でトリートメントの前に足浴をするようになった。
職業体験で立ち仕事が多く足が疲れていた。偏平足なのでかなりの負担がかかっていると思われた。トリートメントで腓腹筋足底の張りが軽減した。
てんかん発作を頻発する利用者様は、じっとしている時の方が発作が起こりやすいとのこと、常に足が冷たく足趾が硬く、調整の機能や血行の悪さ等と関連しているのだろうか。トリートメントをすると足が温かくなり柔軟性が出て動きも良くなった。
とても内気で動作が遅くなってしまっていた利用者様は、トリートメントの準備を進んで行っていて、トリートメント後には声掛けの反応も良くなった。
2020年9月
ストレスから常に歯ぎしりをしていた利用者様は、トリートメント開始して少しすると歯ぎしりが止まり終わるまでなかった。足が冷え硬くなっていたが柔軟性が出て温かくなった。久しぶりにトリートメントさせて頂いた車椅子の利用者様は、血色の悪さがトリートメントで良くなり喜んでいた。
2020年8月
発作が続き朦朧としていたご利用様は、医師の承諾を得たご家族から施術のご希望がありトリートメントを行った。トリートメント後には意識がしっかりとして受け答えができるようになった。
なかなかご利用になれない方達も夏休みの期間は時間の余裕があり、久しぶりに施術させていただいた。成長期ということもあり会うたびに心身が成長されていた。車椅子生活のためか足の冷えや浮腫みが顕著だったがトリートメントでとても軽減した。
2020年7月
歯ぎしりをする利用者様は、トリートメントを受けた後は頻度が少なくなると職員の方からお聞きした。主治医からはストレスからの歯ぎしりだと思われるとのことだった。
いつも開始前からベッドで準備しているくらい楽しみにしているので、ストレス軽減の一助になっていると良いと思った。
とても内気な利用者様は、新学期になり更に緊張して受け答えや動作が遅くなってしまっていた。トリートメントは好きで受けたい様子だが準備ができず、限られた時間内に施術することができなかった。以前からトリートメントをした後は気力がでていたので、他の利用者様の迷惑にならない範囲で場所や体勢に拘らず少しでも施術できる工夫をしたいと思った。
2020年6月
この事業所は今年度始めの4月からの訪問開始予定だったが、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言での自粛があったため延びていた。
解除になり茨城県の指標のもと施設から活動再開ご依頼があり今月から活動スタートした。
今までここのご利用者様は他の事業所に移動して来て施術させていただいていた方達で、今までの報告は「放課後等デイサービスくじらがおか」で行っていた。
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除になり、茨城県の指標のもと施設からご依頼があり今月から活動再開した。
体温や酸素の測定、マスク着用と消毒持参など注意を払って訪問に当たった。
施設も換気や消毒設置など様々な感染予防の工夫がされていた。
緊急事態宣言中の休校で、制限が多い生活のストレスからか食事が喉を通らずにかなり痩せてしまっていた方がいた。
2ヶ月ぶりにトリートメントさせていただくと足が硬く血色が悪くなっていた。
トリートメントですぐにほぐれ血色が良くなって暖かさも出てきた。
新学期になりご利用者様の顔ぶれも職員の顔ぶれも一部変わったことによる緊張も感じられたので、施術を通して様子を見守っていきたいと思った。