活動の概要
有料老人ホームにて、各居室でアロマトリートメントを行っている。
2023年2月より、ベッド上仰臥位、椅子での座位など、ご本人のご意向を伺いながら行っている。
アロマトリートメント
基本は下腿、足部。ご希望に応じて手部、腕部、肩周囲など。
月次報告
2023年8月
みなさん夏バテもなくお過ごしだった。
冷え、むくみの強い方はいつもベッド上で行っているが、車いすで催しに参加されていたため、そのまま会場で車いすで行った。いつもはほとんど眠られているが、覚醒されており、にこやかに受けられていた。
パーキンソンの方は、ご家族と旅行の為1回お休みとなり、戻ってこられると元気そうにされていたが、旅行中はずっと車椅子で、歩くことがほとんどなかったとの事だった。そのため足の冷えやうっ滞感も強く、足の色もやや赤黒くなっていた。丁寧にトリートメントを行った。
2023年7月
リウマチの方は痛みが軽減してきていた。手、腕、肩などは着衣で行ったが、掌の硬さがゆるんできた。冷えやむくみの強い方は、ご家族から最近麻痺側(左)の反応があり、足のトリートメントの効果ではないかと思うと言われた。今後も引き続き様子を見ていきたい。
パーキンソンの方は、4日のうち2日は薬が切れていてベッド上で行った。トリートメントを始めると、顔つきが穏やかになってきた。また途中で覚醒された日もあった。
2023年6月
気温が上がってきたので、みなさん冷えはやや緩和してきていた。
リウマチの方は、関節の痛みを訴えることが少なくなった。またむくみも改善してきているように見受けられた。
いつも冷えやむくみの強い方は、冷えはやや緩んできており、むくみの改善も以前より早くなったと感じられた。
パーキンソンの方は、薬が切れてしまったことがあり、その時はベッド上仰臥位で行った。薬が切れていた時は、リハビリもできず足はかなり冷えていた。トリートメントでやや改善はみられた。
2023年5月
寒暖の差があり、下腿、足部のうっ滞感がある方が多かった。
パーキンソンの方は、ご家族が体が前かがみになる事を懸念されており、首・肩から腰にかけて、座位、着衣の状態でのトリートメントを加えた。トリートメント直後に体が起きていた。
リウマチの方はぶつけることが多いようで、痣が増えていた。痣に対応するアロマジェルを塗布し、患部は避けてトリートメントした。
2023年4月
少し暖かくなってきたため、みなさん足の冷えは緩んできていた。リウマチの方は、先月より薬が一種類増えたこともあるが、かかとや指先の痛みが和らいできた。パーキンソンの方は、リハビリに励んではいるが、足部のうっ滞感がとれず、トリートメントでは改善が見られた。香りがいいと言われ、リラックスされているようだった。
2023年3月
季節の変わり目という事もあり、みなさん足部のうっ滞感が強まっていた。
ただ、冷えはやや緩んできていた。下腿、足部のみならず、手、肩などもご希望に応じて行っているが、全体的に下腿、足部を長めに行った。うとうとされる方が多かった。
2023年2月
1名は歩行器を使い歩行可能な方で、椅子に座って座位の状態で、下腿・足、前腕、手部、肩周囲(着衣)のトリートメントを行った。パーキンソン症で不随意の動きはあったが、気持ちよく受けられていた。2名は自力歩行は困難で、ベッド上仰臥位で行った。
そのうち1名は脳梗塞により左麻痺があり、うっ滞感、冷えが強かった。もう1名はリウマチの為、関節の痛みが強くあり、常に全身が痛いとおっしゃっていた。痛みのない範囲で下腿・足、腕部・手部、肩周囲(着衣)を行った。触れると気持ちがよいという箇所を丁寧に行った。
初めての居室でのトリートメントという事もあり、初めは少し緊張されていた方もいらしたが、2回目からはリラックスされていたようだった。